「家賃が安い」街が、いちばん安いとは限らない ── 引っ越し前にチェックしたい4つの生活コスト

家を選ぶとき、まず見るのは 家賃や購入価格 だと思います。 わたしも、そうでした。

でも、住み始めてからじわじわ気づいたのは、家賃以外の「毎月のコスト」が、街によって意外なほど大きく違う ということ。

家賃が少し安い街を選んでも、毎月の生活コストでひっくり返されて、結果的にトータルで高くなる ことがあります。

今日は、家を決める前に確認しておきたい、4つの生活コスト の話です。

① 国民健康保険料

国民健康保険料は、自治体によってかなり差があります

雇用形態や収入によって金額が変わるので、単純な比較は難しいのですが、調べてみると、同じ条件でも 年間で20万円近く違う ケースもあるそうです。

わたしも住んでみてから「こんなに自治体差があるんだ」と気づき、もう少し早く知っておきたかった、と感じました。

確認の仕方

  • 自治体のホームページで「国民健康保険料 試算」「保険料 計算」と検索
  • 多くの自治体が、年収を入力すると年間保険料が出る試算ページを公開しています
  • 候補の街を 2〜3か所 試算してみると、差がはっきり見えます

特に 自営業・フリーランス・退職後 の方は要注意。 会社員でも、いずれ国保に切り替わる予定がある人は、確認しておく価値があります。

② 水道代

水道代も、自治体によって運営方法が違うため、料金にかなり差が出ます

わたしも、住んでみて初めて、近隣の市町村と比べて 水道代が割高だった ことに気づきました。

毎月の差は地味に見えますが、月数千円 × 12ヶ月 × 何年も住む、と考えると、まとまった額になります。

確認の仕方

  • 自治体のサイトで「水道料金表」を確認
  • 同じ使用量での料金を、候補の街どうしで比べてみる
  • 水源が遠い・地形が複雑な地域ほど、料金が高くなる傾向があります

③ ガス代(プロパンガス vs 都市ガス)

ガスには「都市ガス」と「プロパンガス(LPG)」の2種類があります。 一般に、プロパンガスは都市ガスの1.5〜2倍ほどの料金になる と言われています。

わたし自身は都市ガスの家にしか住んだことがありませんが、プロパンガスの賃貸に住んでいる友人から「ガス代が高い」と聞いた ことがあります。

ライフラインは毎日使うもの。 「家賃は安いけど、ガスはプロパン」 だった場合、毎月のガス代でじわじわ削られていきます。

確認の仕方

  • 物件情報の「設備」欄に「都市ガス」「プロパン」のどちらかが書かれている
  • 不明なら、不動産会社に必ず確認
  • 戸建てや郊外の物件は プロパンが多い 傾向、都市部のマンションは 都市ガスが多い 傾向

④ 給付金・自治体のサポート

これは「コスト」ではなく、逆に 「もらえるお金」「使えるサポート」 の話です。

自治体によって、こんな差があります👇

  • 子育て支援金(出産祝い、育児サポート)
  • 医療費補助(子どもの医療費が無料の年齢、ひとり親家庭への助成)
  • 教育支援(給食費補助、就学援助、塾代補助)
  • 住宅リフォーム補助(耐震・省エネ工事の補助)
  • 高齢者・介護のサポート

これらが手厚い自治体と、そうでない自治体では、1年で数万円〜数十万円 の差が出ることもあります。

確認の仕方

  • 自治体のホームページで「子育て支援」「給付金」「医療費助成」と検索
  • もしくは「◯◯市 補助金一覧」で検索

「家賃が安い」だけで決めると、ひっくり返されることがある

わたし自身、住んでみて気づきました。

家賃や住宅ローンが少し安い街 でも、

  • 国民健康保険料が高い
  • 水道代が高い
  • プロパンガスで毎月のガス代がかさむ
  • 給付金やサポートが少ない

これが重なると、家賃の安さが、毎月のコストで逆転されてしまう ことが、本当にあります。 決して珍しい話ではありません。

家を決める前に、「毎月かかる固定費 と もらえるサポート の合計」 で比較してみる。 それが、見落としを防ぐコツだと、わたしは感じています。

次回もまた、街選びで気づいたことを書いていこうと思います。

街えらびを始めようとしている誰かの、小さなヒントになれたら、うれしいです。